必要なスキル

サーバーの知識

インフラエンジニアにとってサーバーは基礎中の基礎です。物理的なサーバー本体のハードウェア的な知識から最近主流になりつつあるクラウドまで幅広い知識が必要です。また、WindowsやLinuxなどのサーバーOS、代表的なクラウドとしてAWSやAzureなどの知識も必要です。
サーバーは単体ではほとんど意味がありません。ネットワークに繋がれてはじめて意味をなします。要求される要件を満たすようなネットワークを構築する能力もインフラエンジニアには必要です。

技術的なスキル

インフラエンジニアにとってプログラミングのスキルは必須ではありませんが、シェルやパッチは使える必要があります。また、インフラエンジニアでなくても、エンジニアとして仕事をしていくつもりであれば身につけておくと給与アップが期待できます。
インフラエンジニアは、設計のスキルが必須です。設計というと難しいと思うでしょうが、参考書やセミナーなど、勉強するために必要なものはほとんど揃っています。学習環境はすぐに用意することができます。インフラエンジニアは担当する仕事内容によって報酬や年収に差が出ます。設計スキルがあるのとないのとでは大きく違ってきますので、身につけておくべきスキルです。
会社によってはセキュリティの設定もインフラエンジニアが担当します。セキュアなインフラを設計するにはセキュリティの知識が必要不可欠です。セキュリティ関係の製品についても知識を持っておくとスムーズな設計ができるでしょう。

対人スキル

インフラエンジニアも例外ではなく、ほとんどがチームで働いています。そのためコミュニケーション能力が乏しいとスムーズに業務を行うことができません。クライアントなど他の企業や営業などの他部署と連携して仕事をしていく場面もたくさんあります。
設計では様々な人の意見をまとめ、提案する能力も必要で、ヒアリング能力はとても重要です。ヒアリングのコツを紹介した書籍がたくさん出されているので、ぜひ一度読んでみると良いでしょう。
上流工程を担当したり、マネジメント職などのリーダーを目指している人は、マネジメント能力も必要です。マネジメントというと上司が部下のマネジメントをするような場面を想像するでしょうが、インフラエンジニアの現場では、運用や保守の場面で障害の管理や報告などがあるため、どの立場であってもマネジメント能力は求められます。また、他社のインフラを扱う会社ではクライアントのニーズを満たした提案ができるかどうかで仕事がとれるかが決まります。時にはクライアントを説得できるような提案力も求められるでしょう。